チャンネルロールブラシ
<チャンネルロールブラシの特長>
・ブラシの密度が最も高く線材の脱毛しづらく耐久性には非常に優れています。
・ブラシは、シャフトやドラムなどで固定されており変形することはありません。
・ブラシの長さや毛丈などの寸法を自由に選ぶことができます。
・チャンネルロールブラシ製造限界は外径φ30mm~φ1000mmまで対応可能。
・チャンネルロールブラシ製造限界はブラシ面長4500mmまで対応可能。
チャンネルロールブラシ について
<チャンネルロールブラシの仕様>
寸法:ブラシの寸法は、使用条件によって自由に寸法を選択することが可能。
外径(D):使用する対象物や周速、毛丈によって外径を決めることが可能。
内径(d):ブラシの強度、外径、毛丈によって内径を決めることが可能。
ブラシ面長(ℓ):使用対象物の条件にあわせブラシ面長を決めることが可能。
チャンネル幅(ChNo.):毛量に応じてチャンネル幅を決めることが可能。
チャンネルの材質:使用条件により亜鉛鍍金軟鋼かステンレスを決定が可能。
毛丈(h):使用する対象物の条件にあわせて毛丈を決めることが可能。
線材・材質:使用条件により決めることが可能。
ピッチ(P):使用対象物の条件にあわせチャンネルの間隔の決定が可能。
チャンネルロールブラシ ピッチ捲(間隔捲)
標示方法
D(外径)×d(内径)×ℓ(ブラシの面長)×L(シャフト・ドラムの全長)
ChNo.(チャンネル幅)、P≒、線材
※ 使用条件に応じてブラシとブラシの間隔(ピッチ)を調整しチャンネルロールブラシの密度を調整することが可能です。それによりブラシのあたりが効果的になります。
<用途>
・液晶・プラズマ・有機ELなどのFPD関連向け製造設備の洗浄工程用
・機械加工後のバリ取り作業用
・静電気除去が必要な作業用
・表面処理や研磨の作業用
・高温多湿な環境や酸性化学薬品の使用環境における作業用
・液切、液付、攪拌の作業用
チャンネルロールブラシ 密接捲
標示方法
D(外径)×d(内径)×ℓ(ブラシの面長)×L(シャフト・ドラムの全長)
ChNo.(チャンネル幅)、線材
<用途>
・液晶・プラズマ・有機ELなどのFPD関連向け製造設備の洗浄工程用
・機械加工後のバリ取り作業用
・静電気除去が必要な作業用
・表面処理や研磨の作業用
チャンネルロールブラシ 製品例
チャンネルロールブラシ (液晶の超洗浄用向けブラシ)
チャンネルロールブラシ (液晶の超洗浄用向けブラシ)です。
FPD(液晶・プラズマ・有機EL)関連向けに超清浄度の仕上げが可能です。
※特に、清浄度が必要な場合はクリーンブースで仕上げ梱包を行うことも可能です。
チャンネルロールブラシ (機械取り付け用ブラシ) (特注品)
チャンネルロールブラシ (機械取り付け用ブラシ)です。特注品になります。
製作依頼を受け製品化を致しました。
シャフト付チャンネルロールブラシ (特注品)
シャフトにチャンネルをロール状に巻きつけてあります。特注品になります。
ご要望に応じて、「密接捲」か「ピッチ捲」の両方を特注品を作成可能です。
製作依頼を受け製品化を致しました。
チャンネルロールブラシ (ホイール型) (特注品)
チャンネルロールブラシ (ホイール型) です。特注品になります。
製作依頼を受け製品化を致しました。
チャンネルブラシの仕様と種類について
チャンネルブラシは、チャンネルと呼ばれるU字型の金属にブラシ毛材を挿入した高性能のブラシです。
「チャンネルブラシ」は、直線状の直線ブラシや金属ロールに巻き付けたロールブラシなど使用目的に合わせた、あらゆる形状があります。製品の用途別で、チャンネルブラシの基材を耐酸性・耐熱性・耐腐食性などの仕様にすることも可能です。また、構造上、チャンネルブラシは、毛材密度が高いブラシであるため、重研磨などのブラシに負担がかかる作業をしても脱毛しづらいので耐久性が高いです。
<チャンネルブラシの構造>
<チャンネル材の種類>
①亜鉛鍍軟鋼帯(亜鉛鍍金)
②ステンレス鋼帯(SUS304)
③耐熱ステンレス鋼(SUS310)
④高耐食性ステンレス鋼(SUS316)
⑤チタン材(オールチタニウム製品の製造が可能)
などの基材が対応可能です。
※上記以外の基材が必要な場合は、弊社、専門担当員に御相談を下さい。
<チャンネルブラシ標準規格寸法>
(単位:mm)
サイズ ch NO. |
幅×高さ |
チャンネル 厚さ×幅 |
芯線 |
コイル ロール 最小内径 亜鉛鍍金 |
コイル ロール 最小内径 SUS |
カップ 最小内径 亜鉛鍍金
|
カップ 最小内径 SUS |
内捲き 最小内径 亜鉛鍍金 |
内捲き 最小内径 SUS |
#2 | 2.5×3 | 0.4×7 | Φ0.8 | Φ4 | Φ5 | Φ12 |
Φ16 |
Φ26 |
Φ28 |
#3 |
3×4 | 0.6×10 | Φ1.2 |
Φ4 |
Φ9 |
Φ12 |
Φ20 |
Φ30 |
Φ30 |
#5 |
5×5 | 0.8×12.5 | Φ1.2 |
Φ8 |
Φ15 |
Φ20 |
Φ40 |
Φ40 |
Φ50 |
#6 | 6×7 | 1.0×17 | Φ1.5 | Φ20 | Φ25 | Φ35 | Φ70 | Φ75 | Φ80 |
#8 | 8×9 | 1.0×22 | Φ2.0 | Φ40 | Φ50 | Φ70 | Φ80 | Φ140 | Φ150 |
#10 | 10×11 | 1.2×28 | Φ2.5 | Φ90 | Φ120 | Φ90 | Φ130 | Φ150 | Φ170 |
#13 | 13×14 | 1.4×37 | Φ3.0 | Φ200 | Φ20 | 不可 | 不可 | Φ300 | Φ500 |
「チャンネルの大きさ」や「チャンネル材質(亜鉛鍍金・SUS)」でブラシ仕様の最小径は違います。
<チャンネルブラシの最小内径と最小外径>
(コイル・ロールの最小内径について)
「コイル・ロールの最小内径」とは、ブラシを軸部に巻きつけることができる最小内径のことです。
※CH8はブラシを巻きつける軸径(亜鉛メッキCHはφ40以上、ステンレスCHはφ50以上)の太さが必要です。
(カップの最小内径について)
「カップの最小内径」とは、カップ型にした場合の内側部分の最小内径のことです。
※CH8はカップブラシのCH部分の内側(亜鉛メッキCHはφ70以上、ステンレスCHはφ80以上)の内径でないとカップ形状になりません。
(内巻きの最小外径について)
毛材が中心部に向かっている内巻きブラシの場合は、外径部分で製造可能な最小外径が決まります。
※CH5は内巻きブラシのCH部分の外径(亜鉛メッキCHはφ40以上、ステンレスCHはφ50以上)の外径でないと内巻きブラシの形状になりません。